医師が転職を希望する時「常勤医師として働くか、それとも非常勤医師として勤務するか」の選択を迫られます。
自分の時間の全てを仕事に捧げる気持ちがあるなら断然前者の方が有利ですし、お子さんがいてフルタイムで働けない場合などは後者を選択するのが無難です。
ではこの2つの働き方、どのような違いがあるのでしょうか?

常勤医師のメリット・デメリット

常勤医師は、いわゆる一般企業における正社員の扱いになります。
期間の定めなく長期雇用してもらえるスタイルなので、安定した収入と福利厚生が約束されており医師の側も将来設計が立てやすいのが魅力。
将来安定して雇用されると分かれば、自宅の新築、購入にも不安がなくなります。

病院やクリニックにおける正社員扱いなので、突然解雇が言い渡されるような事もまずありません。
精神的に安定した状態で仕事が出来るのがメリットです。
福利厚生も手厚く、将来もらえる退職金や公的年金も長期間勤務すればかなりの金額になります。

期間の定めなく働けるため、キャリア形成がしやすいのも良い点です。
専門医や認定医の資格を取得したい、講習会や勉強会に積極的に参加したいなどキャリア志向の強い医師は勤務先から厚遇される可能性もあり、遣り甲斐のある働き方です。

その反面、プライベートを犠牲にして仕事に邁進しなければならない空気感、義務感を感じるのも事実。
サービス残業、休出、オンコール勤務、有給未消化などで家族との時間が減る、プライベートの時間が全く充実しないなどQOLが低くなってしまうのがデメリットと言えるでしょう。

非常勤医師のメリット・デメリット

非常勤医師、いわゆるパートやアルバイト医師ですが、こちらは勤務時間や勤務日数の短縮など割合自由が利く勤務形態です。
お子さんの子育てと仕事、また介護と仕事などを両立させなければならない医師はこの勤務形態を選択する傾向にあります。

ただ正社員の位置づけではないため雇用期間が過ぎると解雇されるケースもありますし、給与面や福利厚生面で不利になる場合も少なくありません。
それでも仕事よりプライベートを優先させたい、完全に臨床現場から離れたくない医師にとっては意味のある働き方だと言えます。

アルバイトで医師の仕事を続けながら本格的に復帰した後は常勤医師としてバリバリ仕事をこなす事も可能です。

復職時、転職時に勤務先と良く相談して、将来的にずっとアルバイトを続けたいのか、環境が整えばフルタイムで本格的に仕事がしたいのか、ある程度の展望を伝えておくと病院側も安心できます。